台高山脈・三峰山(1235m)、2007年5月27日、天候:晴

コース:みつえ青少年旅行村−(登り尾コース)−三畝峠−三峰山頂−八丁平−三畝峠−新道峠−旅行村

 

ツツジ咲く初夏の八丁平

霧氷で有名な台高山脈北東部の三峰山に、ツツジと新緑を見に登った。初夏の陽射しにつつまれて、山頂付近はシロヤシオとヤマツツジの見事な競演を目にすることができた。

※写真はすべてクリックすると別窓で拡大表示されます。


5月中旬に転勤に伴い引っ越した。今度の生活拠点は三重県の伊賀地方。関西の山の魅力を楽しんできたのに引っ越しとは残念だが、移った先は幸いにも三重県。車も買ったので、かえってフットワークが軽くなった。

さて、ここ2年間、目にしていなかったシロヤシオを見に行きたい、ということで三峰山を選んだ。名張を抜けて御杖村へ入り、1時間半もかからぬうちに、みつえ青少年旅行村の登山口に着いた。今回は1月に歩いていない登り尾ルートから登る。初夏の陽射しは暑いくらいだ。時折、展望の広がる植林の尾根を登っていく。

ホソバテンナンショウ

新緑の山肌が時折のぞく

滝ルートと違い、無理のない登りが続いて避難小屋に着いた。冬来たときにも記憶に残っていた、見事な枝ぶりのブナの大木に出会う。これが本日の「ブナ太郎」だ。ここからは自然林の登りとなる。

避難小屋横、今日の「ブナ太郎」

「ブナ太郎」を仰ぐ

意外と時間を経ずに三畝峠まで着く。ここからは山頂へ向けての稜線漫歩だ。まさに「新緑のシャワー」の中を行く。やがてシロヤシオが登場。うつむき加減ながら純白で清楚な花が、紅く縁取られた5枚の葉とともに透過光に輝いている。

ゆっくりと写真を撮りながら、山頂に辿り着いた。晴れているが遠望は利かない。しかし、曽爾高原の特徴的な山の姿にしばし見入っていた。

新緑の中、山頂へ

シロヤシオ

山頂より曽爾高原方面

山頂を後して、八丁平へと下っていく。真冬の霧氷の展望に負けず劣らず、新緑とヤマツツジの赤にシロヤシオの白が鮮やかに目に飛び込んで来た。

八丁平で昼食をとって、そこから三畝峠を目指す。飽きることなく写真を撮り続け、超スローペースで歩き、ようやく三畝峠まで戻る。このあたりで三畝峠を過ぎるとツツジの花は急に少なくなり、必然的に歩く速度が速まった。

八丁平の紅白競演

遠くピラミダルな高見山を樹間から望む。ここからは新道峠へ向けて稜線を歩く。ブナやヒメシャラが新緑に輝いていた。新道峠から北に折れて、旅行村へと下って行った。この道も新緑の中を通る。気温が上がってきて、標高を下げたことを実感する。

舗装道路に出れば、直射日光を容赦なく浴びて、早く車に戻りたい。下りついた旅行村は、特にイベントもなく静かだった。姫石温泉でゆったりと湯に浸かり、「道の駅」で地元産の野菜を買って帰った。道の駅は随分と賑わっていて、福引大会などが開かれていた。御杖村、相変わらず頑張っているなぁ・・・

 

ピラミダルな高見山

新道峠からの下山も新緑の中


新緑にツツジの競演、何よりも期待通りのシロヤシオに接することができたのが嬉しい。シロヤシオの花は3年ぶり。何度見ても飽きない。

今回は、大山以来3週間ぶりの山行となった。最も花の多い時期に引っ越しで歩けなかったのは残念だったが、再開の山行としては手頃な山だった。

これからは、車であちこちの山へ行ける。しかし、夏は鈴鹿がヒルの季節を迎えるので、しばらくは台高方面が中心になるような気がする。

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