三峰山(1,235m)、2007年1月14日、天候:曇りのち晴れ

コース:みつえ青少年旅行村−不動滝−避難小屋−三畝峠−三峰山頂−八丁平−三畝峠−新道峠−みつえ青少年旅行村

霧氷の八丁平

高見山と並ぶ関西の霧氷の名所を歩くことにした。弱い冬型の影響により、繊細な霧氷を目にすることができて、大満足の山行となった。

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大阪の鶴橋を出たときには晴れていたが、途中ウトウトして、榛原駅に着いたら曇っていた。バスで終点のみつえ青少年旅行村で下車。不動滝へと向かう。滝を鑑賞したら、グイグイと稜線に向けて登っていく。足元に雪が出てきて軽アイゼンを装着。やがて霧氷が出てくると稜線と合流し、避難小屋に出た。ここからの道は、登れば登るほどに霧氷が白く、厚い衣装をまとうようになってきた。三畝峠から山頂までの道は、白銀のプロムナードで、繊細な霧氷に目を奪われてしまった。

不動滝は落差21m

霧氷の稜線を登る

三峰山頂は白銀の世界

山頂から少し下ったところが八丁平。雲がかかっているせいか遠望は利かず、青空は望めない。時折、ガスにも包まれ、風も強い。しかし、真っ白に化粧した樹形や針のように繊細な氷の結晶をつけた枝など、数々の芸術作品を目にして、何度も立ち止まっては写真を撮り続けた。(その割には採用数が少ないのが悩みの種だ)

木の幹にも細かい霧氷が着く

木の枝に着く繊細な霧氷

アセビの花芽にも霧氷が着く

八丁平を過ぎて三畝峠に戻り、今度は新道峠へと稜線を行く。霧氷の道が続いた。途中で見事なブナ林も現われた。ブナ林はすぐに過ぎてしまったが、なかなか見事な樹も見ることができた。青空が見えないのは残念だが、霧氷のブナは素晴らしい。そこからしばらくは今度はヒメシャラの紅い幹が目立つルートとなった。稜線は緩く下りながら、歩きやすい道が続いた。

霧氷の稜線を新道峠へ

途中に見事なブナ林も

ヒメシャラの群生を行く

少し空が明るくなってきた。陽が射し込んでくる。見上げると、霧氷の着いた枝を透して青空が目に入る。あと2時間早ければよかったのに・・・でも、こればかりは仕方ない。やがて新道峠に出て、稜線を離れる。ここからはズンズンと下り続ける。所々に急な下りを交えた下りが続いた。途中の展望地からは曽爾高原の峰々が姿を見せた。なかなか魅力的な姿であった。下山したところにある青少年旅行村、御杖村の農産物が並べられ、頑張っているなぁ〜と感じた。

晴れ間が出てきた

下山途中の展望地からは
曽爾の山々が姿を見せた


期待していた以上の素晴らしい霧氷を見ることができて、大満足の山行になった。直前に弱いながらも冬型が続いていたお蔭だろう。登山者は前年の高見山ほどではなかった。高見山に比べて多少マイナーで、静けさを感じた。なかなか気に入った。初夏にはシロヤシオも見られるようだ。新緑とあわせて再訪する価値がありそうだ。

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