伊吹山(1,377m)

05080600.JPG (67581 バイト) 草原の斜面を下る

(陽射しあふれる斜面)

花の名山として有名な伊吹山。真夏のこの時期に、関西人スタイルの夜間登山を楽しみ、翌日に山頂のお花畑を歩くことにした。

三合目でゴンドラを下りたら、物凄い喧騒。パンク系の音楽が大音量で流れている。目の前には黒々とした山体が横たわっているのがわかる。その中を登っていく。相変わらず騒々しいが、草の間に響く虫の声と心地よい夜風。初めての夜間登山。昔、入笠山で星を眺めていた頃の雰囲気を思い出していた。

素直に登っていく。ふと振り返ると、ヘッドランプの列がまるで大蛇のうねりのようで、気味悪い。追いつかれるのがいやなので、そこそこのペースで上がっていく。8合目あたりの急傾斜も登りきり、9合目で山頂の台地部に出た。ようやく、大音量から解放された。

翌朝は、期待していた展望とご来光に見放された。辺り一面の濃いガス。その代わりに、お花畑を心行くまで愉しむ。何と言ってもシモツケソウの群落が圧巻。その中に咲くシシウドやメタカラコウ、クガイソウ、コオニユリが適度なアクセントとなっている。写真の構図は無限に組み合わせることができる。

下山の頃になってようやく陽射しが出てくる。このまま山頂に居ても、遠望までは利かないだろう、と山頂を後にする。斜面もお花畑が続いている。こんなに素晴らしい斜面だと初めて気付く。昼に近くなるにつれ、高度を下げるにつれて、暑くなってきた。そして、相変わらず、おそらくはオールナイトで続いたと思われる大音量。ますます暑苦しい。

しかし、お花畑は続くし、三合目から振り仰いだ伊吹山の姿もまた凛々しい。夜間登山もなかなか楽しいものであった。展望&ご来光のリベンジもしないと・・・。侮り難し、伊吹山。是非、再訪したい。

シモツケソウの大群落

お花畑

お花畑

クガイソウの群落

コオニユリ

メタカラコウ

クサフジ

お花畑の斜面

ひたすら下っていく

オオバギボウシ

イヨフウロ?

三合目から見上げる

 

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