比良山系・武奈ヶ岳(1214m)、2005年6月5日、天候:曇のち晴

根の曲がった見事なブナ林の中を下っていく・・・ ブナ林の中をイブルキノコバへ下る

比良山系はいいよ、と新しい職場の上司が言うので楽しみにしていた。ようやく機会がめぐってくる。

予報は晴れだったが、京都を過ぎると山なみに雲がかかっているのがわかる。これは難しいかな。堅田からバスで坊村へ。そこから曇り空の中を歩き出す。いきなりの急登は奥多摩を連想させる。久々の感覚だ。やがて自然林が展開してきて、ガスがかかってきた。根曲がりのブナが現われてきて、この山域が日本海側気候に影響されていることを実感する。

樹林帯が徐々に薄くなってくると、ベニドウダン、サラサドウダン、タニウツギやツツジが現われてきて、華やいだ雰囲気だ。しかし視界は冴えない。やがて草原の稜線に出て登り続けると山頂に着いた。一時的な寒気の流入のせいか、かなり寒かった。

下りはイブルキノコバへ。途中から急な下りに入ると、やがて霧に煙るブナ林。根曲がりも多く、大木は少ないが見事な林相だ。スキー場に出てから八雲ヶ原の湿原を過ぎると登りになって、去年廃止されたロープウェイの山頂駅に出る。既に晴れ間が広がっている。そこから琵琶湖を見下ろすことができた。あそこまで下るのか・・・と思うとウンザリさせられる。

北比良峠を過ぎてからの下り坂は両脚に応えた。なかなか下りつけないと思いながら、惰性のように足を運ぶ。既に15時を回っているが、斜度が余りにも急なせいで日陰の道が続いた。飽きた頃に沢に出てそこからは緩い下りを歩き続け、ようやくイン谷口まで下山した。そこからJR比良駅までの歩きも長丁場の下りの疲れか長く感じられた。

味わいのある山だ。紅葉の時期に来るのも、また、雪の浅い時期に登るのもいいかもしれない。

ガスの中を登る

ベニドウダン

タニウツギは咲き始め

ガスの稜線を山頂へ

このスミレの名は?

ガスに煙るブナ林

琵琶湖を望む

サラサドウダン

タツナミソウ

比良駅から仰ぐ山なみ

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