大峰縦走(大普賢岳〜八経ヶ岳)

近畿最高峰・八経ヶ岳から大普賢岳方面を望む

関西に移ってから最初の泊まり山行ということで、以前から行きたいと思っていた大峰山系を歩いた。近畿最高峰の八経ヶ岳をはじめ、大峰山系の核心部はひたすら深く、久しぶりに濃密な山歩きを味わうことができた。

2005/05/02、天候:晴れ

和佐又口バス停で降りて和佐又ヒュッテへと登るだけ。新緑の谷間が眼下に広がり、徐々に大台ヶ原が見渡せるようになった。ブナの木も現われるようになって、シャクナゲの花も見られる。

登りついたヒュッテはのどかな雰囲気に満ちていた。明日から頑張らないと・・・大普賢岳のシルエットを配した見事な夕焼けが見られた。

和佐又ヒュッテと大台ヶ原

和佐又ヒュッテの夕焼け

2005/05/03、天候:晴れときどき曇り

ところどころに大普賢岳を見ながらの登りが始まり、やがてブナ林。見事な芽吹きを迎えていた。グイグイと登って岩稜を絡む。傾斜が増して鉄の階段が続くさまは、さながら甲斐駒の黒戸尾根のようだった。大普賢岳はマンサクの花が満開であった。

ここからの奥駈道は、小刻みなアップダウンが続き、ペースが上がらない。七曜岳で友人2人組のパーティーと落ち合う。予測通りで昼食。話が弾む。ここからのアップダウンは行者還岳に来ておさまる。ゆるやかで快適な稜線歩き。見事なブナ林が続くが芽吹きには早い。芽生えたばかりのバイケイソウと、小さなスミレの花が続いた。ブナはあと1〜2週間後がベストか。その時期を想像した。

弥山までは遠い。トンネル西口からの道を合わせると、途端に登山者が多くなる。そして弁天の森をすぎてから弥山に向けての登りが続く。かなり応えた。同行のMackeyに遅れをとるようになる。ほとんど余力がない状態だった。

大普賢岳を仰ぐ

芽吹きのブナ林

大普賢岳へと高度を上げる

マンサクが咲く

稲村ヶ岳を望む

ツボスミレ

ヒナスミレ

芽吹き前の稜線

シハイスミレ

バイケイソウの芽生え

2005/05/04、天候:晴れ

神々しい朝だった。大台ヶ原のシルエットが青く浮かんだ。重畳たる山なみの奥から朝日が昇った。

最高峰の八経ヶ岳からの眺めも素晴らしかった。遠く金剛山、大和葛城山まで望めた。南に続く稜線が今回はパスする。天川方面へと下山を開始する。亜高山帯の針葉樹林を行き、途中からブナ林へ。芽吹き前だった。栃尾辻から坪内方面へ。自然林が続く。体力の低下は下りのときにはっきりする。しかし、比較的緩い傾斜が続き思ったよりも膝に負荷がかからなかった。

疲労困憊で下った坪内は谷間の集落。気温が上がっているのがわかる。天ノ川温泉は混雑していた。バスで下市口へ。前日に会った2人組パーティーと合流。東京から来てくれた。楽しい夜となった。

日の出前の大台ヶ原方面

弥山から八経ヶ岳

針葉樹林帯を行く

再びブナ林

淡緑色の山肌

坪内に下った

2005年に戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送