金剛山(1125m)、2005年04月17日、天候:晴れ

関西といえば日帰りで行ける山は概して低い。関東では丹沢や奥多摩など1000mを超える山はどこにでもあるという印象だが、大阪府の最高峰が1125mの金剛山である。この山にはカタクリの花が見られるということで、ここ数年カタクリを見ないと春が来た気がしないことから是非とも登ってみたいと思っていた。

近鉄線の富田林駅からバスで葛城登山口まで行く。大都市近郊を走り続けていると思っていたら、急に山っぽくなってきて下車。ここから登りだす。概して植林が続くが、ヒトリシズカやショウジョウバカマが現われたりして、あまり飽きない登路が続いた。黒栂谷からの道を合わせると自然林が広がっていい雰囲気。そのまま山頂に着いたら、にわかに人が増えた。ロープウェイで登ってきた観光客が多い。

葛木神社にお参りしたあと、ブナ林を眺める。芽吹きにはまだ早い。そこから下っていくと遊歩道の入口に出る。千早園地に向かって下っていくと、目当てにしていたカタクリの群生地に着く。色が濃いカタクリの群落が、思ったよりも大規模に広がっていた。なかなか見事な群落だ。さんざん写真を撮る。300mm望遠を忘れてしまったのがなんとしても悔やまれるが、仕方ない。

再び山頂まで引き返してから、メインルートである千早本道を下る。階段続きで一歩一歩が膝に響く。半分以上が階段で下山したときにはすっかりガクガクになってしまった。まだまだ体力は回復していない。体力の低下は下りで実感させられる・・・

葛木神社

山頂付近のブナ林
(遠景は大和葛城山)

カタクリ

カタクリ

カタクリ

千早本道を下る

やはりカタクリを見ることができて本当によかった。数は少ないけどブナも見ることができた。観光客が多いのには閉口させられるが、数多くのコースがある。ほかにも幾つか歩いてみようかな、と思わせる山である。そして、また来年も同じ時期に来るだろう・・・

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