吉野山2005年4月10日、天候:晴

「吉野の山桜には絶対に見に行きたい・・・」関西に引っ越す前からMackeyが話していたことだが、新しい職場の山好きの人からタイミングよく誘いが来た。

近鉄の終点、吉野駅から歩き始めれば、ヤマザクラが早くも咲き始めている。このところの気温上昇で遅れていた開花が一気に進んだ模様。となればやはり観光客も多い。山登りというよりはまさに観光である。

舗装道路をのんびりと歩きながら中千本、上千本と登っていく。上に行くにしたがって咲き方がまばらになってきた。最後に奥千本に着けばまだまだつぼみのままだった。そこから引き返して、上千本から如意輪寺を目指す。途中の展望地からは、雲のようにパッと浮き立つ中千本方面を望むことができた。これほどに密集して咲くヤマザクラは初めて見た。そして、如意輪寺を下ったところでは、これまた見事に彩られた山腹が目に飛び込んできた。やがて谷沿いの道に出て、吉野の駅に戻った。

蔵王堂

見事な枝垂桜

中千本方面を見下ろす
(煙立つ奥が蔵王堂)

山腹を彩る

ソメイヨシノもいいけど、ヤマザクラは風流だ。そして、仏教が形を変えて栄えた修験道の町、このような姿を見るのも初めてのこと。そして、この道は大峰山へと続いている。また、奥千本で西行法師が4年間を過ごしたことなど、歴史が積み重なった喩えようのない独特の雰囲気を感じることができた。

どうも調子が悪いと思っていたら、帰りの電車で猛烈な目のかゆみと止まらないくしゃみが・・・。史上最悪の花粉も関西なら大したことない、と思っていたら、ヒノキの花粉にやられたみたいだ。やはりそうだったのか、前にも同じように4月に入ってから苦しんだ記憶がよみがえってきた。やはりGWまでは大人しくしたほうがよさそうだ。

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