生駒山系・交野山(341m)、2005年3月20日、天候:曇り

3月上旬に関西に転勤した。長年住み慣れた関東を離れて、一から山々を覚えていくのは少しばかり勝手が違うのだが、住んでいるすぐ近くまで生駒山系の山々が連なっているのは幸いである。取っ掛かりとして登るにはふさわしい交野山(標高341m)を選んだ。

JR津田駅から歩き始めて住宅地を抜ければ、なんとなく雑木林に入ってそのまま山登りの雰囲気になってくる。生駒から金剛を経て和泉の山々へと続いているという。最初のピークは国見山、そして一旦下ってから再び登りになって、交野山頂に着いた。薄日も差してきたが、春霞で遠望は利かない。クリアーなら京都方面から六甲まで見渡せるのだろう。

交野山頂より奈良方面に連なる山々

生駒山方面の連なり

交野山から先も雰囲気のある自然林が続く。やがて、府民の森の「くろんど園地」へと入る。ヤブツバキの花が多い。所々整備されすぎているが、今回は散歩気分なので割り切って歩く。やがて沢沿いのルートを行く。

ヤブツバキが目立っていた。

くろんど園地の沢沿いを歩く

あちこちにアセビも現われて、現在が花盛り。ここに咲くアセビは、見事な純白が多い。沢沿いの道が続き、一部では渓谷の様相を示している。秋の紅葉シーズンもなかなかよさそうだ。大半が自然林として続く。

そこかしこに見られた純白のアセビ

だんだんと高度を下げていくと、田んぼが現われて、畦道のようなところにはヤマネコノメソウも出てくる。黄金色の花が咲き始めている。よくよく見ると可憐な花だ。

畦道のような場所に出る

 

ヤマネコノメソウ

さらにどんどん下れば再び渓谷のような道を行く。やがて山道が途切れたと思ったら、私市の見事な山里風景が広がった。特産だというハチミツの販売所がやけにそそる。

前評判では自然林が多いとのことだったが、歩いてみて納得できた。標高の低い割に自然度がかなり高い。暑い季節には向いていないけど、春と秋、そして冬にかけても楽しめる山だと思った。

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