湯殿山(2回目)
見事なブナ林に覆われた火山の中腹で,春先のネイチャースキーを満喫。前年の春に体験しその魅力を知った私は,当然のように戻ってきたのでした。
@期間 4/24(2泊3日)
A同行者 参加者約20名のツアー
Bアプローチ 山形新幹線・山形駅より送迎バスにて,志津温泉へ。
Cルート 志津温泉より山形県立自然博物園内を周遊(ネイチャー・センターを起点として,標高1000m程度まで)
D天候 第1日:雨のち雪

第2日:曇ときどき雪で晴れ間も

第3日:晴

E所要時間
Fポイント ・月山中腹まで来れば,そこは雪深い山の中。しかし,降りしきっていたのは春の雨でした。

・翌朝,雨が雪に変わっていました。やがて雪が止んで晴れ間が出てきました。

・エッジのあるタイプのテレマークスキーを装着して出発。雪の中でもブナの新芽が真っ赤でした。サワグルミの新芽はお猿さんの顔をしています。

・インストラクターに従って,徐々に高度を上げていきます。雪庇を越えて台地に登れば,次の台地が見えてきます。雪深いブナ林は,低木も埋もれて自由気ままに歩けるのです。

・午後は一時的に吹雪に。しかし,春の湿った雪で,徐々に弱まってきました。

・最終日の朝は,快晴。青空に湯殿山,姥ヶ岳,月山が映え,遠く朝日連峰も見渡せました。

・前日とは違う場所のブナ林を散策します。背の高い原生林を行けば,奥にひっそりと氷結した池があります。仰向けに休んだ静寂の時間は,まさに至福のひとときでした。

・陽射しを浴びた雪は表面が融け,太陽光を鈍く反射しています。よく見ると,沢山の小さな虫が這っていました。つつくと死んだふりをするのです。

・志津温泉まで最後の帰り道,振り仰げば空の青は濃く,白銀の湯殿山はほれぼれするほどでした。

G総括 ・雨から吹雪,そして快晴。春の気象変化を実感した3日間でした。ツアーの雰囲気も最高でした。

・最終日に見上げた湯殿山の姿に,これだから止められないとの思いを強く持ちました。よく見ると稜線に山スキーの行列ができていました。いつしか,あそこまで足を延ばしたいと思いました。

・スキーの技術ですか?それは「あるがままを受け入れる」(インストラクターのコメント)ということで。

H気付事項 ネイチャースキーには絶好のフィールドですが,ルートファインディングがやや難しそうです。2万5000分の1地形図を正確に読解する能力が必要です。

 

朝日連峰を望む

早春の光に生命の息吹

たおやかな白銀の湯殿山

 


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