道志山系・石割山
秋の一日,雄大な富士を見ながら稜線漫歩を。手軽な日帰りハイキングに選びました。
@期間 10/23(日帰り)
A同行者 なし
Bアプローチ 行き:富士吉田駅よりバスで平野へ

帰り:サンパーク前よりバスで御殿場方面

Cルート 平野−石割神社−石割山頂−平尾山−大平山−ハリモミ純林−忍野八海−サンパーク前(東海自然歩道に沿って歩きました)

(最高点:石割山頂・標高1413m,難易度:☆☆★★★)

D天候
E所要時間 歩行時間:約5時間,休憩時間:約2時間半
Fポイント ・数日前に遅い初冠雪を記録したばかりの富士山。しかし,その山体は思ったよりも麓の方まで雪化粧していました。

・登山道は,神社の階段で始まります。これが途方もなく続いて,平ヶ岳の前坂がだぶって見えるほどでした(笑)。

・石割神社までくればようやくまともな登山道です。ブナを中心とした自然林で,思いのほか味わいがありました。

・ほどなく山頂につきました。11時を回ったところです。宝永山と小御岳を左右に配した富士は,実に雄大でした(でも,宝永山は最初は雲に隠れていた)。眼下の山中湖,対岸の三国山へ続く尾根,そして奥には箱根が見えました。

・右に目を転ずれば,こちらも雪を抱いた,南アルプスの連なりが見て取れました。北側は,大菩薩,雁ヶ腹摺が聳え,奥には甲武信,破風,雁坂の連嶺と雲取山が見えました。

・石割山から急坂を下れば,カヤトの稜線漫歩が始まります。終始富士山が見えます。富士山の裾野は広大なススキの原が黄金に輝いていました。振り返れば,道志山系の盟主・御正体山が威厳を持って聳えていました。

・稜線から観光地の山中湖側へ下るよりはと思い,忍野側へ下りました。東海自然歩道の道標に沿って歩きました。静かな村里から見たシルエットの富士は,確かにそれだけで絵になる風景でした。

・ハリモミ純林は林の中のコース入口を見失い結局車道歩き,忍野八海はあまりの雑踏に早々に引き返しました。最後はうんざりするほど歩かされた末,ようやくサンパーク前のバス停に着きました。

・御殿場に住む山仲間のI君に電話したところ,偶然にも東京へ行く用事があるとのこと。須走で拾ってもらいました。「予め電話くれれば,忍野に下るなとアドバイスしたのに・・・」

G総括 ・本来なら,1泊2日の2000m級に行くところでしたが,3週間前の左膝痛等の理由により日帰りハイキングにしました。思ったよりも素晴らしい山行でした。膝は今回は痛みませんでした。

・富士の眺めは,宝永と小御岳の「両肩のアクセント」と裾野の広大なススキの原により,全く飽きませんでした。富士を囲む「外輪山」や南アルプスも見渡せて,最高の一言でした。

・これまで,河口湖側からの富士山しか見ていませんでした。今回,山中湖側からの展望を経験したことで,また別の角度からの展望を楽しみたい気分になりました。「富士の展望日帰りハイキング」は春山,秋山の楽しみです。

・それにしても富士山は巨大です。この「突然変異的」に形成された山の存在感の大きさ,例えようのない美しさに,敬意を表してしまいます。そして同時に,おそらく将来カルデラを生ずるまでの仮の姿であろうことも,思わずにはいられませんでした。

H気付事項 ・石割神社コースは途中で林道と交錯しています。旧登山道はあまり歩かれていないので,林道を選択した方がいいでしょう。

・山頂からの富士山の眺めは11時半まで。逆光になってしまいます。予め予想していたので,山頂に着いてすぐに写真を撮りまくりました。

・石割山からの尾根道に丸太の階段がつけられていますが,土が流されていて,至極歩きにくい。特に冬季の凍結した箇所では,要注意でしょう。

・忍野へ下ったのは失敗。俗化されたところを避けたのが裏目でした。歩くところではありませんね。サイクリングが適当です。忍野八海もまた俗化されたところ。平日に行くほかないでしょう。

・バス路線が発達しているので交通手段をあまり気にすることもなさそうです。車を使っても出発地点までバスで戻れるので,縦走が可能であることも特徴です。一方,週末に必ず渋滞が発生するのはデメリットです。バスダイヤも狂います。

 

石割山頂から望む富士と山中湖
宝永山と小御岳を配した富士(石割山頂より望む)
御坂連峰越しに白峰三山(石割山頂より望む)
石割山と御正体山(大平山頂より)
逆光の富士と山中湖(大平山頂より)

 


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