大菩薩嶺(2回目)
晩秋の大菩薩から秀麗なる富士を見てのんびりしたい,と急に思い付いて決めたお気楽登山です。
@期間 11/14〜15(山中1泊2日)
A同行者 なし
Bアプローチ JR中央線・塩山駅より大菩薩登山口行きバスで終点下車。
Cルート 第1日:裂石−上日川峠−福ちゃん荘−大菩薩峠・介山荘(泊)

第2日:大菩薩峠−大菩薩嶺−丸川峠−裂石

(最高点:大菩薩嶺・標高2057m,難易度:☆☆★★★)

D天候 第1日:晴

第2日:晴

E所要時間 第1日:約3時間半(歩行時間約2時間半,休憩時間約1時間)

第2日:約3時間半(歩行時間約3時間,休憩時間約30分)

Fポイント ・暖秋の影響か,裂石付近はまだ紅葉が見頃でした。雲峰寺は杉木立の中,数多くの石仏が立ち並ぶ古刹で,往時の峠越えの厳しさに思いを巡らせました。

・上日川峠までは,枯葉に敷き詰められた好ましい登山道ですが,林道が寄り添って車がひっきりなしに通るので,かなり興ざめでした。

・福ちゃん荘から大菩薩峠までもあっという間で,登りは総じて無理のない道です。

・南アルプスへの日没は大菩薩峠ならではのもの。山荘のロケーションも抜群です。

・介山荘のおやじさんの「おかわりいらんかねえ」は相変わらず。ついつい頼んでしまいました。

・翌朝,南風が強く吹いていました。気温がかなり高めだったようですが,肌寒く感じたので雷岩で紅茶を沸かし,トカゲを決め込む計画はパスして丸川峠に向かいました。葉を落とした登山道は思いのほか明るく清々しい気分でした。

・丸川峠からは急降下します。あっという間に裂石に辿り着きました。バスの待ち時間があったので裂石で温泉に浸かることができました。やはり下山後に入浴できるのは大きなメリットです。

G総括 ・晩秋の快晴,気温も高くなるとの予報に,居ても立ってもいられなくなりました。同じ考えでやってきた登山者が大勢いました。

・快晴の割には展望が悪かった。気温が高く,気流が乱れていたようです。いつもなら-5℃くらいに下がってもおかしくないという話ですが,朝の気温は5℃だったということです。

・晩秋の落ち葉を踏みしめる山行も味わい深い。特に,大菩薩嶺から丸川峠への道は,落ち葉を落とした木々の向こうに奥秩父の山々が見渡せて思わぬ成果でした。

・大菩薩の魅力はやはり,手軽に登れることです。今回,唐松尾根をやめたのはいつかまた訪れると思ったから。年取ってからでも行ける山だと思ったからです。

H気付事項 ・介山荘はハイシーズンは宿泊客を制限(6畳部屋に8人まで)しているそうです。勿論,山小屋だからいきなり訪れても泊めざるを得ないのでしょうが,原則として予約の電話を入れることが肝心です。

・峠から雷岩に登ってくる場合,「神成岩」と称する指導標がありますが「神部岩」の誤りです。ここは富士見新道の分岐点で,唐松尾根の分岐点「雷岩」はさらに約5分歩きます。富士見新道は鎖が外されているので,実質的に廃道です。

・聞いた話だと,丸川峠は三方が斜面の窪地状なので,融雪期には水が集中することもあるそうです。

・丸川峠へ登る道の取り付き点は,3年半前とは違い,指導標が新たにつけられていました。これで迷うことはないでしょう。

南アルプス・荒川岳に沈む夕日

暁の気高き富士山

 


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