苗場山
「山上の楽園」と秋山郷への思いからこの山行が実現しましたが,準備不足は否めませんでした。
@期間 8/2〜3(山中1泊2日)
A同行者 なし
Bアプローチ 上越新幹線・越後湯沢駅より祓川までタクシー。(行きは,バスで八木沢入口まで行ってしまったが,失敗)
Cルート 祓川−和田小屋−神楽峰−苗場山−神楽峰−和田小屋(泊)

(最高点:苗場山山頂・標高2145m,難易度:☆☆☆★★)

D天候
E所要時間 約8時間(歩行+休憩時間)
Fポイント ・最初からして間違っていました。バスで八木沢入口で下車して,祓川まで歩こうとしたのでした。タクシーが下りてきたので,やっぱり乗せてもらうことにしました。運転手にあきれられました。なにしろ10kmも歩くことになったのですから。

・和田小屋まできたところ,「苗場山頂ヒュッテ」が改築中で閉鎖されていることを知ります。「遊仙閣」に予約を入れたが満杯。ガーン!気が動転して,和田小屋を予約してしまいました。山頂を踏んでからここまで下りてくるハメに・・・

・登り坂がなかなかきつく,あせりもあってオーバーペースになってしまいます。

・下ノ芝付近のキンコウカが印象的でした。中ノ芝あたりから傾斜が緩くなってきました。

・神楽峰を過ぎると,一旦下ります。途中の雷清水はものすごく冷たく,芯まで潤されました。なかなかの名水です。

・鞍部のお花畑は,多種多様の花々が咲き乱れて見事でした。具体的には,ミヤマシャジン/オオハナウド/タカネナデシコ*/シモツケソウ*/ミヤマアキノキリンソウ/クガイソウなど(*秀逸)。

・最後の登りは,心臓破りと言う表現がピッタリでした。重力との戦いといってもいいほどで,ものすごく身体に応えました。無限に続くように思えて,引き返したくなったほどでした。

・山頂の湿原は,派手さはないが静寂のひとときを過ごすことができました。ガスが右から左へと流れていました。

・引き返すときも,雷清水の水場で喉をうるおしました。飲みすぎたほどでした。

・下山路は足がガクガク。岩の上で足をとられて尻もちをついたりしました。和田小屋近くまで下りてきたとき,夕立につかまりましたが,大したことはありませんでした。

・夜中,稲光がものすごかった。山々がくっきりと浮かび上がったほどです。雨は群馬県側で降っていたそうです。翌日は祓川からタクシーで湯沢駅まで下山しました。

G総括 ・おかしな山行になってしまいました。事前準備の不足を思い知らされました。

・焦りがすべてです。とにかく消耗しました。

・思えば,和田小屋に泊まらずに,赤湯に泊まる手もありました。秋山郷に行く夢が破れて動転してしまったのが敗因です。なんと愚かなことか!

H気付事項 ・宿は事前に連絡すべし。鉄則を痛感しました。

 

キンコウカ(下ノ芝)

シモツケソウ(鞍部のお花畑)

オオハナウド(鞍部のお花畑)

タカネナデシコ(鞍部のお花畑)

ミヤマアキノキリンソウ(鞍部のお花畑)

ガスが流れる苗場山頂(手前中央は池塘)

 


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