雲取山(4回目)
雲取山荘の初代管理人で「鎌仙人」とよばれた富田治三郎翁が独力で切り拓いた道という「富田新道」に興味を持ちました。
@期間 5/1〜5/2(山中1泊2日)
A同行者 なし
Bアプローチ 行き:JR青梅線・奥多摩駅より日原鍾乳洞バス停まで,タクシー。

帰り:倉戸口バス停から,奥多摩駅までバス。

Cルート 第1日:日原鍾乳洞バス停−唐松林道分岐−富田新道−小雲取山−雲取山頂−雲取山荘(泊)

第2日:雲取山荘−雲取山頂−七ツ石山−鷹巣山−榧の木尾根−倉戸山−熱海

(最高点:雲取山頂・標高2017m,難易度:☆☆☆★★)

D天候 第1日:曇

第2日:晴

E所要時間 第1日:歩行時間約5時間,休憩時間約2時間

第2日:歩行時間約4時間半,休憩時間約2時間

Fポイント ・日原鍾乳洞バス停からの林道歩きはやはりつらい。

・唐松林道分岐のところで下山してきた夫婦に会いました。ラジオをガーガー鳴らしており「熊の足跡みたよ」と言われ,いきなりビビりました。こちらは音の大きいスイスのカウベルをぶら下げて歩くことにしました。

・唐松林道は沢沿いのコースで,このまま行ってもよかった気がするほど瑞々しかったです。

・富田新道は急登の連続で,尾根筋に入ってからもひたすら登り続けました。標高差約1000mの大半が登りで,汗をしぼられました。

・途中で鳥の巣のようなものを見つけました。あとでわかったことですが,「熊棚」とよばれるもので,熊の生活の痕跡でした。

・雲取山荘も泊まるのが4回目。ご主人「信ちゃん」は相変わらずいい味出しています。翌朝「巻雲が出てきたから下り坂ですね」と言ったら,「この巻雲は形が悪いから崩れねえよ。奇麗な方が悪いんだ。女と同じさ」だってさ。

・2日目の山頂からの眺めは,絶景でした。富士山は勿論,南アルプスは聖岳まで見えたし,浅間山も見えました。南アルプスは山により残雪の様子が異なるのがよくわかりました(甲斐駒と鳳凰は残雪が少ない)。木賊山の脇に八ヶ岳を認識しました。見えるとは知りませんでした。

・七ツ石からの眺めも捨てたものではありません。雲取からだと,飛竜が邪魔になるため,南アルプスに限ってはむしろ七ツ石からの方がいいようです。

・日陰名栗峰からは尾根コースとした(メインは巻き道)。アップダウンが多くて疲れました。

・鷹巣山で昼食後,榧の木尾根へ。よく踏まれており,好ましい尾根道でしたが,倉戸山から下は植林帯で滑りやすかったです。

G総括 ・富田新道はきちんと刈り払われており,通行に支障はありませんでした。しかし,出会った人は下山する人わずか一人でした。

・4回中,3回はGWの時期に歩いたことになりますが,山頂から残雪の山々がはっきり望めたのは今回が初めてでした。

・雲取山の主要なコースは,長沢背稜を除いてほとんど踏んだことになります。経験的に,登りを沢コース,下りを尾根コースにとるのがよいと思われます。

H気付事項 ・タクシーは日原鍾乳洞バス停より先には行ってくれません。頑張って歩くしかないでしょう。

・富田新道は登りより下りにとった方が賢明かもしれません。ただし,相当急なので膝に負担がかかることは避けられないでしょう。

・倉戸口からバスに乗りました。30分に1本程度ありますが,まず座れることはないです。

 

新緑の富田新道

七ツ石山から残雪の南アルプスを望む
(実際にはくっきりと見えたのだが・・・)

 


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