早池峰山 | |
「花の名山」もさることながら,中学の時に乗った釜石線の急行列車「はやちね」の名の響きと,懐深い北上山地の最高峰であることに神秘性を抱いていました。 | |
@期間 | 7/19(日帰り・仙台泊) |
A同行者 | なし |
Bアプローチ | 東北新幹線・新花巻駅より河原坊行きバスで終点下車。 |
Cルート | 河原坊−頭垢離−早池峰山頂−小田越−河原坊 (最高点:早池峰山頂・標高1917m,難易度:☆☆★★★) |
D天候 | 晴ときどき曇 |
E所要時間 | 登り約3時間,山頂休憩約1時間,下り約2時間といったところか |
Fポイント | ・登山口から見上げる頂上は,覆い被さるように近くにみえました。樹林帯を抜けるとお花畑になります。急登の疲れを感じることもありませんでした。山頂近くになりガスがかかってきました。 ・それでも山頂からの景色はなかなかのものでした。よく晴れていれば,岩手山,栗駒山,太平洋が見渡せるそうですが,この日は北東方面がよく見えた程度でした。深い北上山地も見下ろせば明るく開けた感じにみえました。 ・見かけた数々の花(*秀逸)…ホソバツメクサ/ミネウスユキソウ/ハヤチネウスユキソウ*/チングルマ(開花期を過ぎていた)/ミヤマアズマギク/ミヤマオダマキ*/ナンブトラノオ*/ヨツバシオガマ/コバイケイソウ*(山頂直下の群落が盛り) ・天狗の滑り岩直下。立ち込めていた霧が晴れ始め,光の中に薬師岳の稜線が浮かんだ瞬間は,表現できないほどでした。幻を見た気分で思わず「ブラボー!」 ・河原坊まで下山して見上げた山容は,同じ蛇紋岩の至仏山に似ていた気がしました。 |
G総括 | ・期待に違わぬ花の名山でした。心行くまで堪能しました。ただ,やはり人が多すぎますね。 ・自分もその一人でしたが,この山に登るためだけに,東京から新幹線を利用して押しかけるのもどうかと考えさせられます。夜行バスも沢山来ているようだし。 ・日帰りではなく,1週間以上の長旅の中で訪れることができたら,そのような余裕があればどんなにか素敵なことか… |
H気付事項 | ・河原坊から山頂までの直登コースは,休憩可能な個所もあるため,登りにとることをお勧めします。下りにとるには急すぎて足に来ます。おまけに蛇紋岩なので滑りやすい。 ・頭垢離の水場は,湧き水ではなく沢水でした。山頂の避難小屋の存在が気になります。 ・小田越まで下る道は,ロープが張られているのですが,裸地化が進んでいます。至仏山のようにならないことを祈ります。 ・下りのバスを考えるとあまりゆっくりはできないでしょう。バス路線の途中にある大迫は素朴な町で,余裕があれば泊まってみるのも一興でしょう。なにしろ,この山には都会がそのまま移動してくるのですから。 |
マルバシモツケ |
ミネウスユキソウ |
ミヤマアズマギク |
ミヤマオダマキ |
ナンブトラノオ |
ハヤチネウスユキソウ |
山頂直下,御田植場のコバイケイソウの群落 |
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