南アルプス・仙丈ヶ岳
カールを3つも抱くその優美な姿から,鳳凰三山の次はここと決めていました。初の3000m峰です。
@期間 8/31〜9/1(山中1泊2日)
A同行者 なし
Bアプローチ JR中央線・甲府駅から広河原行きバスで終点下車。広河原より北沢峠までバス。
Cルート 第1日:北沢峠−大平山荘−馬の背ヒュッテ(泊)

第2日:馬の背ヒュッテ−仙丈ヶ岳−小千丈−北沢峠

(最高点:仙丈ヶ岳山頂・標高3033m,難易度:☆☆☆★★)

D天候 第1日:曇

第2日:晴

E所要時間 第1日:約3時間(歩行+休憩時間)

第2日:約5時間(歩行+休憩時間)

Fポイント ・バスの終点・北沢峠は初秋の雰囲気です。トリカブトが咲き乱れていました。

・第1日目の中では,薮沢大滝手前の急登が応えました。このあたりまでは針葉樹林帯で奥秩父を思わせる様子でした。

・やがて道は薮沢に出ます。ナナカマドが赤い実をつけ,様々な秋の花が咲いていました。沢に沿って北沢峠から雲が上昇してきました。

・馬の背ヒュッテから見る夜明けは幻想的でした。甲斐駒とアサヨ峰の間には奥秩父がシルエットで横たわり,朝日が射し込んできました。やがて,甲斐駒の山体が真紅に染まりました。なんとも言えない素晴らしい瞬間でした。

・森林限界を超え,薮沢カールを一歩々々登り詰め,ついに山頂に立ちました。初めての3000m峰を登り切た瞬間の感激は,別世界の眺望とともに飛び込んできました。

・眼前の北岳とその左側の富士山,甲斐駒に鳳凰三山,塩見に荒川三山方面。西に目を転ずれば伊那谷を隔てた中央アルプス(千畳敷カールが大きい!)とその向こう側の御嶽。さらに雲の上に浮かぶ乗鞍,槍穂高。北に行って八ヶ岳と手前の鋸岳。全てが満たされたような感覚で,いつまでも離れがたい気分でした。

・小仙丈からは見事なカールが眺められました。カール地形がいっぺんに好きになりました。

G総括 ・3000m級の山としては,飛びぬけて易しいのであろうか。別世界に踏み入れたことによって,山への憧れが更に増しました。

・男性的で迫ってくる甲斐駒よりも,控えめだが魅力が散りばめられている仙丈の方が気に入っています(ただし,甲斐駒は登っていないので,なんとも言えませんが)。

H気付事項 ・早朝に都内を発てば,その日のうちに馬の背ヒュッテまで着くことができます。また翌日も夕方には余裕で帰り着けます。

馬の背ヒュッテの夜明け

山頂から本邦第1,2,4の高峰
(北岳の左肩に富士山)

仙丈山頂から甲斐駒,アサヨ峰,鳳凰三山方面

仙丈山頂から塩見,荒川,赤石方面

小仙丈カール

 


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