夏の天候はどんどん変化する。湧き上がる雲に富士山が飲み込まれようとしていた。本当は富士山を狙おうと思っていたのだけど、既に認識しづらいほどであった。ならばと、前景にこのイタドリを配置してみた。窮余の策といったところだが、脇役にしたつもりのイタドリが主役になってしまった。 同行者は富士山をバックにした自分の写真を撮りたかった。しかし、小生、人物写真はどうでもいいと、構わず風景写真ばかり撮っていた。ようやく彼のカメラのシャッターを押そうと構えたら、ファインダー越しに富士山が消えていき、夕方まで姿を現わすことがなかった。彼にとってはこのイタドリを自分の姿に挿げ替えて欲しかったに違いない。悪いことしたな〜。