ゴヨウツツジ(五葉躑躅)
シロヤシオツツジ(白八染躑躅)


撮影日:2003年5月25日
山行:
三ツドッケ〜蕎麦粒山
撮影場所:三ツドッケ

ようやくこの花を見る機会を得た。おそらく、96年の丹沢でも見ていたに違いない。しかし、当時は花のことなどほとんど興味がなかったので、カメラを向けることもなかったのだろう。
前年の秋に、撮影地のあたりで紅葉した5枚の葉を見て、群生地だと知った。この花目当てに翌春登った。しかし、期待に反して、花をつけていない木が沢山あった。花はわずかしか見られなかった。これでは「染め抜く」意味のヤシオの名が泣くというものだ。とはいえ、近づいて撮影したとき、なんて清楚な美しさなんだろうと思った。ツツジの花は、近づいてみると意外と縮れたような状態のことが多いからだ。この花は、そんな乱れを全く感じさせない、本当に高貴な姿をしていた。


撮影日:2004年5月15日
山行:
三ツドッケ〜蕎麦粒山
撮影場所:三ツドッケ

不作だった前年のリベンジと言うわけではないが、丹沢方面に人が集中するので、それを避ける目的で再訪することにした。前年とは全く違って、抜群の咲き具合だった。まさに「染め抜く」という表現がぴったりの光景だ。トウゴクミツバツツジの紫、新緑の緑と相まって、それはそれは素晴らしい世界が広がっていた。一杯水から三ツドッケの間もすごかったが、下山にとった鳥屋戸尾根も見事だった。ただし、この頃になって雲が出てきたせいか、満足な写真は撮れなかった。


撮影日:2007年5月27日
山行:
台高山系・三峰山
撮影場所:三峰山頂〜八丁平

梅雨入り前のこの時期、気になるのはゴヨウツツジの咲き具合だ。年によって花のつき方が大きく違うからだ。そういえば関西に越してから、ゴヨウツツジが咲いているのを見たことがないな・・・

関西の人にとっては霧氷で有名な三峰山、三重県に移住したばかりの週末に手頃なツツジ鑑賞の機会を得た。三畝峠から山頂に向かうと、ポツポツとゴヨウツツジの花が現われてきて、やがて白のトンネルのようになった。今年は素晴らしい花のつき方だ。そして、山頂から一段下ったところにある八丁平はゴヨウツツジの白と、ヤマツツジの紅が、それはそれは見事な競演であった。


撮影日:2007年6月17日
山行:
台高山系・薊岳〜桧塚
撮影場所:桧塚奥峰

意外な光景だった。まさか、こんな遅くに咲き残っているとは夢にも思わなかった。明神岳から桧塚へ、惚れ惚れするほどの立派なブナの森を抜けて疎林に変わったところだ。チラリホラリと咲き残っている木が出てきて、更には今を盛りと咲いている株も見られるようになった。

そういえば、シロヤシオは逆光ばかりだったな・・・そう思いながら、意識的に順光で撮ろうとした。花は葉の陰に付いているものが多く、5枚の葉も合わせて撮るとなると、構図設定が難しかった。なんとか撮ったのが上の一枚である。

気がつくと、足元にはおびただしい数の花びらが敷き詰められていた。最盛期を想像し、また訪れてみたくなった。

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