花紀行−2008年4月
奈良県宇陀市(又兵衛桜)

又兵衛とは後藤又兵衛のこと。黒田官兵衛の重臣でいながら、後に息子の黒田長政と袂を分かち、大坂の陣で長政が支える徳川軍と対峙することになる。歴史上では大阪夏の陣で討ち死にしたが、奈良県宇陀市の後藤屋敷でしばらく隠遁生活を送っていたとの伝説がある。その後藤屋敷跡の石垣がある場所に立つ巨木が「又兵衛桜」だ。

近畿圏ではここまでの巨木は数少ないのではないか。関西に住んでいたときに桜を追いかけてきたわけではないので、比較対象を知らない。しかし、1本の桜の木としては抜群の存在感であった。枝の広がり、天に向かって突き上げるその迫力、空間を支配するその姿は一度見たら忘れられない。

なお、別名を「本郷の滝桜」という。本郷とは、奈良県宇陀市大宇陀本郷の地名のこと。そして「滝桜」で検索したら偶然見つけたのが「三春の滝桜」だった。こちらは日本三大桜というだけあって、写真で見たときからとてつもないインパクトで迫ってきた。そして、4年後に初対面を果たすことになった。



遠くからも目立つ雄姿



堂々たる巨木だ

2015.3.21. TAKASKE

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