花紀行−2004年4月
東京都中野区
(中野通りの桜並木と新井薬師)

相棒と初めてお花見をした思い出の場所である。これを書いている12年前のことだ。私にとっては馴染みのない場所であるが、相棒の嘗ての実家があった場所にほど近く、どうしても見せたかったとのこと。都内の有名どころまではいかないが、見事な枝振りの満開の桜並木が続くさまが圧巻で、とても幸せな気分で歩くことができた。

左から2枚目の写真は、これだけを見せても場所の特徴を示せるものが何一つないのだが、まだ使い続けていたフィルムカメラならでは発色の良さが出ている気に入った一枚である。私が持っているデジカメではこのような発色がどうしても再現できない。

中野通りから新井薬師へと向かう。ここにも満開の桜が多く、普段はおそらく静かな境内も、花を愛でる人々でごった返していた。古木の幹を見上げていたら、太くゴツゴツした幹に5輪の小さな花が咲いているのを見つけた。とても可愛げな姿をしていた。

おそらく東京やその周辺にいたら毎年訪れるかもしれない場所になっただろう。結婚してわずか2ヶ月で仕事の都合で関東を離れることになった。毎年、その土地その土地の桜を愉しみながらも、時々、初めて二人でお花見をした「中野の桜」のことが話題に上るのである。



中野通りの満開の並木道



フィルムカメラでズーム撮影



新井薬師の境内へ



古木の幹に咲く

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